ブログ開設&日記の再開ー『精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方』
日記代わりに、今日から新たにブログを開設して書き始めてみる。
最近、仕事に対して(特に何かいやなことがあったわけではないのだが)前向きになれず、気分が落ち込む日が続いて体調を崩していた。休みの間に本を読むことが最近増えたのだが、以下で述べる一冊を読んだことをきっかけに、読んだ書籍の感想や、一日の出来事を言葉にして書き出しみたいと思った。
その一冊が、『精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方』(樺沢紫苑、きずな出版、2022年)である。
昨日(6月20日)にBOOKOFFでたまたま発見し、購入して2日目で読み終えることができた。
この本は、毎日を楽しむための考え方はもちろんだが、毎日を主体的に楽しいものと感じることができるようにするための実生活上の具体的な工夫について、樺沢先生の経験や、昨今の社会情勢や流行にも基づきつつ、平易な言葉で書かれている。特徴としては、ビジネス書では基本的に仕事にどう前向きに取り組むかを述べていることが多いのに対し、この本では、仕事がつらいことは仕方がないとして、それ以外の時間を有効に活用することがいかに重要かについて全体を通して重点を置いて述べられている。
特に印象的だったのは、精神疾患にかかる人は基本的に言語化能力が低い(言語化能力が低いがゆえに、自分の状況や感情を客観視することができず、感情に流されやすい)ということ。いつも「自分の意見がない」と感じていて、言語化能力に自信のない私にとっては、メンタルを正常に保てないことにも合点がいくとともに、少し耳が痛い。これに対しては、言語化能力を高めていくことが重要になるが、そのためには、読んだ本、観た映画、食べたものなどについて感じたことをしっかりアウトプットしていくのが有効とのこと。樺沢先生は映画マニアで、これまでに4000本以上の映画を見て、1000本以上の映画評を書いて雑誌などに応募しているらしい。また、感想を友人に話すことも有用。
趣味の重要性について強調されていたことも印象的であった。趣味は色んなものに広げつつ(食わず嫌いをしない)、自分に合っているものを見つけたら深掘りして極めていくべきとのこと。私の場合、趣味というと登山があげられるかなと思うものの、まだ簡単な山に登る(山歩きをする)くらいで、本格的な登山はできていない。登山自体は好きだし、テント泊に挑戦しようと大枚はたいてギアをそろえたので、少しずつステップアップしつつ、山行の過程や感想、山頂から見た景色の素晴らしさなどをアウトプットしていきたいと思う。
5分間の朝散歩、日常的な食材の小さなアップグレード、カップラーメンのトッピングなど、日常生活を「楽しい」と思える小さな、でも大事な工夫がメンタルの健康にも大事(かつ、メンタルが安定し、言語化能力や創造性を高めることができれば仕事でも成功できるかも)ということを、ホルモンなども紹介しつつ科学的に説明してくれているので説得的であった。樺沢先生自身はとてもバイタリティのある方とお見受けしており、ソファに横たわってばかりの自分にどこまで実際に履践できるのか、読んでいて疑問に思わなくもないが、少なくとも意識を変えてくれたと感じている(だからこそブログを再開している。)。
今回良い一冊に出会えてラッキーだった。毎日に楽しみがないと考えている私みたいな人を見つけたらぜひおすすめしようと思う。
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