金峰山

いずれ(今年中に)北アルプスにテント泊登山に行きたいと考えている。今日はテント一式を含むフル装備を担いでテストとトレーニングを兼ねて金峰山に登ってきた。コースはみずがき山荘からスタートして富士見平小屋、大日小屋を経由する、標準コースタイムおよそ7時間半と長めのコース。実はこれほど長時間のコースを歩くのは初めて。

朝7時20分頃に駐車場をスタート。歩き出して約20分、愛用のストックを家に置いてきたことに気が付く。すでに急登が始まっていて早くも心が折れそうになる。ストックなしで7時間以上歩き続けられる気がしないことに加え、天気もあまりよろしくない(濃霧)ので、途中でリターンすることも視野に入れてとりあえず無心で歩き続ける。

急な坂・段差、濡れて滑りやすい岩に何度も心が折られかける。人があまりに少ないので、気晴らしに音楽やラジオを流しながら歩く(アルコ&ピースのDC Garageのリスナーである。)。

樹林帯を抜けて稜線に出てからも険しい岩場の道が続く。風が涼しく時おり瑞牆山などの近くの山がきれいに見えることが救いだ。

何度も休憩をかましながら、スタートから約4時間半、金峰山の山頂に到達。景色はあんまり見えないが、稜線上のハイマツがきれい。

帰りは金峰山荘を経由して往路に合流。登りのときからうっすら気づいてはいたが(考えないようにしていたが)、この険しい道を(ストックなしで)下るのは相当堪えた。何度か足が滑りそうになるヒヤリハットも味わいつつ、ゆっくり下っていく。永遠のような時間を過ごす。

下り始めて約4時間弱で駐車場に到着。限界は突破している。ご褒美に車をダッシュで走らせほったらかし温泉へ。平日なので人も少なく非常に快適。

テントを運ぶとなると、いままでの40リットルのザック(グレゴリーのズール40)ではさすがにちょっとギリギリだったので新たに購入を検討しよう。

ここで死ぬかもと思うほどの山行だったが、今後の自信をつけるためのいい経験になった。この恐怖を忘れたころにまた金峰山に(今度は大弛峠から)登りにこよう。



0コメント

  • 1000 / 1000